2010年02月08日

節税しないとお金が増える!

節税
税理士に求めている相談者の第一の願望であったりします。

個人事業者であれば、青色申告の特典、専従者給与支払いによる所得の分散等。

法人事業者であれば、青色申告の特典の利用、法人税と役員報酬の所得税との税率差を考慮した所得の分散等。

そんなに節税対策はありません。


一般的な節税対策は、税金の支払い時期を先延ばしにする方法です。
代表的なのが、生命保険の加入です。

貧乏経営者が好きなのは、ちょっと儲かると節税対策としょうして不必要な物を買ったり、必要以上に機能が充実した物を買うことです。

儲かると当然、税金が発生します。

儲け(税引前利益)が100、税率が30%とすると、税金は30、税金を払った後には70残ります。

しかし税金30を払うのが惜しいと20だけ不必要な物を買ったとします。
すると儲け(税引前利益)は80(=100-20)になるので、税金は24(=80×30%)と6(=30-24)節税になります。

10年前までの税理士は6節税できたのは、税理士のおかげのように言っていた方もいますが、今、そんな事を言う方はまれです。

6節税できても、節税しなかった時は70(=100-30)残っていたのに、不必要な物を買って節税したばかりに、56(=80-24)しかお金が残らなくなります。

儲けたら税金がかかるので、節税対策などせず、「税金を払えることに感謝する」経営者ほど、内部留保も厚く、”まさか”に時に十分な対処が可能になります。

節税には、やっていい節税とやるのは好ましくない節税があります。
ちゃんと見極めて節税をしましょう。


同じカテゴリー(税金)の記事画像
ふるさと納税で焼肉を食べました
法人税申告書3社分
確定申告も佳境に
年末調整の季節になりました
同じカテゴリー(税金)の記事
 消費税率の変更 (2020-03-16 15:15)
 年末調整 (2019-12-17 13:14)
 準確定申告の予定納税 (2019-10-08 15:01)
 会社の新規設立の日(法人住民税との関係) (2019-08-30 16:55)
 所得税確定申告第3表と第4表 (2019-02-22 18:59)
 土地の売却とふるさと納税 (2018-02-28 09:18)


Posted by 飯野 修 at 09:52│Comments(0)税金
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。