2010年11月01日

借入金の割りに利益が少ない会社

相談者がお持ちした決算書を見ると、借入金が多い割りに利益が少ないケースがあります。

借入金が1億円あり10年返済なら、毎年、元金の返済は1千万円になります。

こんなに借入金が多いのに、毎年の利益は数十万円を計上している場合、会計士の先入観としては、「粉飾決算」が浮かびます。

税務署向けには本当は赤字なのに黒字にして税金を払っているありがたい会社、金融機関向けには、若干でも利益を上げているので、上司や融資担当者に説明しやすい会社になりますが、実態は、大きく異なる場合があります。

決算書をどう経営に生かすかは経営者次第ですね。


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Posted by 飯野 修 at 19:48│Comments(0)会計
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