役員報酬と役員借入金
役員借入金がある会社は、概して赤字の場合が多いのですが、手っ取り早く利益を出すために、役員報酬の引下げを行います(引下げ時期の注意は必要ですが・・・)。
役員報酬を引き下げれば、社会保険料も下がるので、経費削減につながり、利益が出やすくなります。
生活費が出ないほどに役員報酬を引き下げた場合は、借入金を返済してもらい、生活費に当ててもらいます。
ここまでは金融機関対策でよくある話ですが、役員報酬の引き下げは、当然のことながら年末調整時にもらう「源泉徴収票」に記載される支給額も少なくなります。
子どもが東京の大学に行き、アパートの保証人として親の保証を求められ、「源泉徴収票」を見せて下さい、と言われた時に、あまりに支給総額が低いと、保証人になれなく、恥ずかしい(!?)思いをする場合もあります。
○○対策は、思わぬところで、ホコロビがでてくる場合があります。
慎重に対応したいものです。
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