5.5%の想定利回り
AIJの問題でにわかに話題になった厚生年金基金。
多くの基金が想定利回りを5.5%に設定しています。
毎年10万円を40年間、5.5%で運用すると、元本は10万円×40年で400万円に対し、1366万円にもなります。
これを20年間で年金として支給すると毎年の年金の受取額は1366万円÷20年で68万円になります(実際には1366万円を一時金で受け取るわけではないので、毎年の年金受取額はもっと多くなります)。
しかし実際には低金利の世の中なので5.5%の利回りは確保できておらず、この10年の利回りは1.2%程度だそうです。
仮に2%で40年間運用すると604万円、1%だと489万円になります。
現実には低利運用なのに、年金支給は5.5%で運用できたら支給されるであろう支給額で支給されているため、あっという間に年金の元本は枯渇しそうです。
どうなるのでしょうか?現役世代の老後。
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